ハーレーは、バイクの中のバイクともいえる存在で、多くのライダーたちの注目を集めている存在です。そのようなハーレーは、ライダーたちは、ツーリング以外にも自分で自分の走り方に合わせて走りやすいようにカスタムしたり、自分で好みのデザインになるように装飾したりして楽しむ人も多くいます。また、ハーレーを長く安全に楽しむために、自分の手で部品を整えて調整する人も多いです。自分の好みに合わせて、調整・カスタムするのならば、どのようなパーツがあり、どのような不具合が生じる可能性があるのかを知っていることが重要です。
中でもブレーキ周りの部品というものは非常に重要となります。
ハーレーをはじめとした多くのバイクは、ディスクブレーキという仕組みを採用しています。ディスクブレーキでは、ブレーキローターと呼ばれる円盤が、エンジンの動きに合わせて回転しています。このローターは、車輪とも連動しています。ブレーキローターの動きを止めることで、ブレーキを掛けるという仕組みです。ブレーキローターを止めるためには、ブレーキパッドと呼ばれる部品を押し付けることになります。そして、ブレーキパッドをブレーキローターに押し付けるためにの部品が、ブレーキキャリパーと呼ばれる部品です。ブレーキキャリパーとブレーキパッド、ブレーキローターは、ブレーキを構成する非常に重要な仕組みで、これらはブレーキをかけるごとに摩耗していきます。
ブレーキパッドは摩耗が進めば、ブレーキが効かなくなり、ブレーキローターも使い続けることによって歪みや波打ち、削れや摩耗が現れます。ブレーキの効きが悪くなったならば、速やかな交換が必要です。
ブレーキキャリパーも、ローターへ押し付ける際に負担がかかり、歪みが生じるほか、錆や汚れが出る可能性は大いにあります。走行性能が悪くなったならば、キャリパーを清掃するかオーバーホールすることが必要です。