ハーレーでアイドリングが不安定になる原因と対処

走行性能の優秀さや見た目のかっこよさから、ハーレーは数多くのライダーから愛されているバイクといえます。ハーレーは、安定した走りを見せるため、ツーリングを楽しみたい人にも非常に人気が高いですが、様々なパーツがそろっていることもあり、自分の好みに合わせてカスタマイズしたり、バイクを自身の手で調整したいという人にも大いに人気が高いです。ハーレーを自分の手で調整、カスタマイズしたいのならば、バイクに見られる様々な症状の原因とその対処法を知っていることが必要です。

バイクの故障は多種多様にあり、キックが降りないといったものや、セルが回らない、ブレーキが効きづらいなどといったものが代表的といえます。頻繁とは言えませんが、よく報告されるハーレーの不具合として、アイドリングが不安定になってしまうというものがあります。信号待ちなどのエンジンを始動させてはいるが、走行していない状況の際に、あるいはアイドリングから走行しようとした際に、不安定になり、エンジンが止まってしまうという不具合です。これはアイドリング中の回転数が不安定になっているためエンストしてしまっています。
アイドリングの回転数が不安定になる原因は様々あります。

ひとつは、エンジン内部の汚れがたまっていることです。エンジンの内部には、様々な部品からなっており、タンクのガソリンが劣化していたり、キャブレター、インジェクターなどが汚れていたりすると、エンジンがしっかりと爆発・燃焼させることができずにノッキングやエンストを起こしてしまいます。エンジンのほかエアクリーナーの汚れも、原因となります。これらの汚れをきれいにすることが、アイドリングの不安定を回避するために必要です。また、プラグなどの部品の劣化が原因となっていることもあるので、整備に出してみるのも解決に役立ちます。アイドリングが不安定な状態のままにしておくと、事故の原因となるので、速やかな解決が必要です。