ハーレーが販売されてからすでに100年以上が経過しました。これだけの老舗であるにも関わらずモデルチェンジが少ないのがハーレーの特徴の1つであるといわれています。また、当時のモデルごとにファンが存在するため、現役で旧モデルのヴィンテージ車両に乗る人もいます。
しかし、ハーレーのヴィンテージ車両は生産されてから年数が経っているため、新品と同じように万全な状態とは限りません。どうしてもパーツの不具合は出てきてしまいます。
特にヴィンテージ車両に乗るなら、ガスケットについての知識はしっかり身につけておく必要があるでしょう。
ガスケットは、パイプの中を通る液体や排気ガスを外部へ漏れ出さないようにするための重要なパーツです。見た目では歪みが無いように見えても、結合部分のわずかな隙間からガスなどが漏れる可能性があるため、金属よりも柔らかい素材でその隙間を埋めています。ゴムパッキンをイメージすると良いでしょう。ガスケットは金属パーツに挟まれることで圧がかかるため、経年劣化しやすいといわれています。そのため、生産されてから年数の経っているヴィンテージ車両では、よりしっかりとメンテナンスし、必要に応じて交換する必要があるのです。
ただしガスケットの交換は、オイル漏れなどをしている可能性もあるため未経験者には難しい場合が多いです。また、カバーの取り外しを行ったり適切な器具を使用したりする必要があるため、知識が無い場合はバイクショップに依頼しましょう。作業内容によって料金が大きく変わるので、しっかりと見積もりすることが大切です。
このように、ヴィンテージ車両に乗る場合は経年劣化しやすいガスケットを特に気にかける必要があります。場合によっては修理費用が思ったよりかかることもありますが、自慢のハーレーに1年でも長く安全に乗るため、きちんとメンテナンスしましょう。